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トルネード第八戦(意地のディフェンス)

  • Posted by: tatsumi
  • 2009年5月17日 15:35

トルネード第八戦は、昨日大敗をしてしまったGrand Rapids Flight

監督としては「勝てるのではないか」と思った気の緩みから、最悪の大敗をしてしまったばかりに同じ失敗は、二度としたくない相手との勝負。

前日が選手の送迎でシカゴのオヘア(O‘hare)空港(イリノイ州)とGrand Rapids(ミシガン州)を約8時間の往復のドライブ、それが相当響いて疲れていたみたいで、ゲーム後宿舎に帰ったら知らぬ間に寝てました。
そのお陰もあってか、逆に朝は早くから目が覚めて、ベッドの中では、この日のゲーム展開のシュミレーションで目も心もすっかりお目覚め状態。
そこでベッドの中で考えるより、外の天気もよさそうなので、朝マックでもしながら考えようと思い外出。
その時間朝の7時。

まず、考えたポイントは、ようやく少しずつ出来てきたチームディフェンスに対する徹底とこだわり、「自分が指示しているチームディフェンスが、はたしてそれで良いのか」「選手に負担をかけてないか」「選手に不安を抱かせていないか」「選手が納得しているか」・・・などなど、まずはチームが一丸となって戦えるのか、その為には選手の納得が不可欠なので、その辺の選手の気持ちとチームディフェンスとの作戦のバランスを考えてみた。

次にチームオフェンス、現在のトルネードのチームオフェンスは、ハーフコート上に10個のポイントを決め、その決められたポイントを5名の選手がパス&ラン(ゆっくりだったり速くだったり)でムービングしながら、スペースの確保を効率的に行い、アウトサイドのシュートとインサイドへのドライブをバランス良く行うというもの。

それからトルネードが勝つためには、個々の技術、体力、経験だけでは、決して勝てない、だからチームとして一丸となって勝つことが必携。
だからチームの約束事、ディフェンスとオフェンスを徹底する必要がある。
しかし、その事がこの連戦で、選手個々の体力的、精神的な負担になってはいないか・・・、チームディフェンスもチームオフェンスももっと選手に負担無く、相手と戦う効率の良い方法はないものなのか、このままでは、勝つ前に選手がボロボロになる・・・・・。

などの事を中心に考えながら、アメリカ人のお客しかいない朝のマクドナルドで、大好きなパンケーキとホットコーヒーで朝食を取りながら、一人考えてみた。

そして出た答えが、
まずチームディフェンスの徹底、各チーム必ずビッグマンとすばらしいアウトサイドシューターとポイントガードがいる、だからこちらとしても気の抜きどころは一つも無い。
従ってチームディフェンスでトルネードが考えなければいけない事は、よりチームが一つに成って皆で助け合い守るということ。それも攻撃的に・・・。
そしてもう一つのポイント、それは選手に無茶な疲労がたまらないように効率の良い守り方のチームディフェンスにすること・・・それが大事。
そしてその守り方とは、

  1. トップのディフェンスは、相手がドリブルでシュートエリア圏内に入ってきたら、相手の手元に手が届くくらいの位置を保ちながら、後ろの仲間のヘルプを信じ、ウイークサイドからしっかりとした間合いで軽くプレッシャーをかけるように守る
  2. ウイングやコーナーにいる相手にも1と同じように、必ずウイークサイドからプレッシャーをかけ気味に手元に手が届く位置を常にキープする
    ★ここでポイント・・・相手は、ドリブル技術、パワーを含め圧倒的にこちらより上手い、だから左右どちらとも守るのは選手に大きな負担を与えかねない、従って、ボールマンに対して徹底して守るポイントをウイークサイドと決めることで、精神的、肉体的負担を軽減し、それでいて相手に一定のプレッシャーをかけられるようにする
  3. ローポストの相手に対しては、細かいステップを使いながら、ボールマンとローポストの間に必ず立つように回り込む、そしてわざと危険地帯のペイントエリアにウイングやトップから浮かしたループパスをさせ、後ろからヘルプサイドでポジションを取っている選手が、そのボールをローポストの選手がキャッチする瞬間を狙いカットに飛ぶ。
  4. ピック&ロールに対しては、体力や技術の違いから効率よく守る為に全てスイッチ、ただ大事な事は、スイッチした瞬間にボールマンに対する選手は、手元を狙い、ボールカットを試みる(簡単にパスやシュートをさせないために・・・)
    ★ここでポイント・・・相手のドライブは、絶対にヘルプサイドとボールマンディフェンスをしている二人の協力でペイントエリア内には、絶対に入れさせないように守る、その意味は、ペイント内でシュートをさせると、仮にシュートが落ちてもオフェンスリバウンドを取られ、シュートを決められる確立が高くなるから。

それなのにローポストに対しては、あえてディフェンスが前に立つようにして守るのは、ボールを持つ人間に対してトラップをしかけても、上手く裁かれるのがおち、従って守りながらどこかで攻撃的なディフェンスをする為に、普段アメリカンスタイルのバスケットでは、必ずと言っていいほど、ローポストには、ウイングからボールを入れようとする・・・だからそのクセを逆手にとって、こちらとしては、それをトラップする事で、相手の攻撃パターンを狂わせるのが狙い。
またこの様に、ローポストの選手へのループパスをキャッチする手元で後ろから狙うということは、いくら小さくてもリングジャンプできるトルネードのメンバーであれば誰でもできる。(アーリーウープのダンクはとめられないけど・・・)だからこのチームディフェンスに迷いは生じない。

以上がチームディフェンスのポイント。

そしてこれがこの試合見事に出来上がってきました。
それが相手を110点に抑えれた結果です。
特に滑り出し(相手にうちのチームの守り方をスカウティングされるまで)は、最高でした。

このチームディフェンスには、個々の選手も手応えを感じてくれたようで、後はそれが自信となり、質が高まるとまだまだ相手を抑えていく事も可能になるでしょう。

厳しい、ディフェンス環境は、どの試合でも一緒ですが、このようにチームで約束事を作り、チームメイトがそれぞれを信じ合い、ポイントを絞り、効率の良い攻撃的なディフェンスをする事で、必ずや勝機は見えてくる。
それをこのゲームでベンチも選手も感じ、確信しました。

朝マック・・・迷いながら考えた・・・。
でも最後は選手と自分を信じて、応援してくれる多くの仲間の為に前に進み知恵を使うこと・・・。
少しずつ未来は見えてきています。

オフェンスでは、相手のスカウティングによるディフェンスと選手個々の疲れからか・・・なかなか以前のような爆発的なポイントを取る事はできませんが、今のチームディフェンスの確立とオフェンスの爆発が残りのゲームで重なった時は、勝利をつかむ事ができるでしょう・・・。

ボロボロに成りながらも、一試合一試合、必死に頑張ってくれる選手には、ほんとに頭が下がります。

 

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